エヌピー通信社の歩み

報道事業の歩み

 昭和20年代初頭、終戦直後の日本は荒廃し、社会秩序も乱れ人心も荒み、国民が皆自信を喪失していた時期でした。
 外務官僚として終戦を迎えた創立者、故 会田晴宣は終戦直後から「日本人としての誇りを取り戻そう」という訴えをガリ版に刷り、「プライドタイムス」という紙名で街頭配布を始めました。現代で言うフリーペーパーです。

 

 そしてまだ戦後の焼け跡が多く残る昭和23年、アメリカのシャウプ博士による勧告を受け、日本にも申告納税制度が施行されることになりました。

 会田はこの新しい税制こそ国家再興の中核を担っていくものと痛感、同時に多くの国民が税務署に対して不安や恐怖、嫌悪を感じている現状を見て、民間サイドからの正しい納税知識の普及を通じて[国と納税者の相互理解]を深めることが何よりも重要だと考えました。それにより真の民主化が促進されると信じ、その役割を担う媒体として『納税通信』を創刊しました。


『納税通信』創刊号(昭和23年1月)と街頭ニュースカー
 

 その後エヌピー通信社は『納税通信』をはじめとする税務、経営に関する各種新聞発行と同時に、日本初の税専門のラジオ番組をプロデュースし一社提供を続けるなど税務経理系唯一の専門マスコミとして歩みはじめました。ほどなく 社団法人 日本新聞協会に正式加盟し今日では税務財務系では老舗かつ唯一の専門新聞社として展開しています。

国税庁・関連団体などからの感謝状
 

 昭和49年には『税理士新聞』を創刊、以来50年近くにわたり職業会計人向けの総合情報紙として揺るぎないポジションを築いてまいりました。

 さらに平成16年からは戦略的フリーペーパー事業を開始、現在は 『オーナーズライフ』『オーナーズライフ ドクターズエディション』などを定期発行しています。

 また平成20年以降は定期発行媒体として経営者向け税務情報紙『社長のミカタ』、オーナードクター向け税務情報紙『院長のミカタ』、税務所長向け税務情報紙『所長のミカタ』、などを発行しています。

 新聞発行事業はエヌピー通信社の主要事業です。75年以上にわたる実績と経験から培ったノウハウやコアコンピタンスを活かし、次代への果敢な挑戦を続けています。

 

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